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あなたは、お客さんが本当に望むものが見えてますか〜文化人類学 エスノグラフィー入門〜

2013-10-05(土)13:00 - 15:00 JST

松本市内(未定)

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全6回一括払い 24,000円 前払い
1回毎の支払(初回分) 5,000円 前払い

詳細

実際にフィールドワークを行い、お客さんを観察しエスノグラフィーで表してみよう。

○何故、開催するの?
量産型自動車を発明した、かのヘンリー・フォードは言いました。「もし私が顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らはもっと速い馬が欲しいと答えていただろう。」

お客さんの行動を観察することからしか本当の課題は見えてきません。課題が分かった後、解決する方法を生み出すのが企業、NPOの仕事です。
世の中には解決されない課題が沢山あります。つまり、事業のネタが沢山あるわけです。

彼らの価値観の中で彼らの行動の意味を捉える。これを学問的に体系化している学問が文化人類学であり、この調査手法、表現方法(エスノグラフィー)を仕事に適用しながら学ぶ機会として、今回の講座を開設しました。

○カリキュラム
1.エスノグラフィーとは
  問いは何か
  リサーチデザインを練る

  課題:初回フィールドワーク

2.文献とデータを照らし合わせる
  問いを再考し、リサーチデザインを練り直す

  課題:第二回フィールドワークと文献調査

3.調査のひな形を練り直す
  質問の仕方&参与観察の仕方
  問いを深化させる方法

  課題:新しい雛形での調査

4.エシックとエミックの視点でデータを俯瞰する
  文献を新たに得る
  ・エシック=外部からの視点
  ・エミック=内部からの視点

  課題:エシックとエミックの双方向から調査をする
  文献を新たに得る

5.結果を提示する
  
  課題:プレゼンテーションの資料作成

6.成果発表

○実習方法
月に一度、講師を招いて講座を開催し、2時間程度の授業を受けます。
毎回課題が与えられるので、次回までに課題をこなします。

実際にフィールドワークを行ったり、文献を調べたりしますが、随時講師のアドバイスをもらうことができます(月に一回程度を予定。やり取りの方法は未定)。
講師の方は来ませんが、講座の合間に受講生が集まってお互いに教え合う(励まし合う?)場を設けたいと思います。もちろん、これ以外にも勝手に集まって実習を手伝い合うのも構いません。
文献調査は、信州大学松本キャンパス内中央図書館が利用できます。閲覧の他、貸し出しも可能になっています。

フィールドワークの対象は、誰でも構いませんが、実際に皆さんがお仕事でお客さんとしている人を選ぶと仕事との相乗効果、時間の有効活用、モチベーション維持に繋がるので良いと思います。
基本的に一人ずつ違う対象を選んでもらいますが、似ているのであれば協力してフィールドワークを行っても良いですし、違う対象でもお互い助け合って実習を進めていってもらえば良いと思います。フィールドワーク時に職場の同僚や友人に協力してもらっても全然構わないです。

試験や単位がもらえるわけではないので、現場へ取り込めば取り込むほど実習の価値があがると思います。

○日程など詳細
実習期間:2012年10月から2013年3月まで
講座回数:全6回、月に一度
定員:最大6名
受講料:全6回一括支払24,000円、一回ずつの支払5,000円×6(様子を見ながら継続するか決めたい方向け、但し途中参加、休止後の復帰は認められません)
途中離脱ではなく、やむを得ず受講できない回がある場合、ご自身で学ぶことができるように動画を配信するか何らかのフォローをします。

講座日時:一回につき2時間程度
     第一回:10月5日(土)13:00-15:00
     第二回:11月9日(土)13:00-15:00
     第三回:12月14日(土)13:00-15:00
     第四回:1月17日(金)13:00-15:00
     第五回:2月22日(土)13:00-15:00
     第六回:3月29日(土)13:00-15:00

○講師プロフィール
磯野真穂(いその まほ)

学部時代は運動生理学を専攻し、スポーツトレーナーになることを目指して渡米。しかし留学先のオレゴンで文化人類学に出会い、その学問的姿勢に心を打たれ、その三日後に文化人類学部に転部をする。以後10年間、身体をテーマにしたフィールド調査を進めている。2000年から2010年はシンガポールと日本にて摂食障害の調査を行う。現在、早稲田大学文学学術院助教として、文化人類学の入門講座を受け持ちつつ、循環器外来と漢方外来で薬を飲まない患者さんについての調査を行っている。「日本でマイナーな文化人類学をもっとメジャーにすること!」が生涯の目標であり、学生だけでなく社会人向けの講座も精力的に取り組んでいる。
ちなみにプライベートでは、好きなカフェやビアバーを探索したり、写真を撮ったりして楽しんでいる。また(もちろん趣味で!)ボクシングをやっており、たまーに大会に出ている。

参考:講師HP(http://www.anthropology.sakura.ne.jp/index.html)

○参考文献(なぜ、文化人類学がビジネス、NPO活動に活かせるのか)
「イノベーションの達人!〜発想する会社を作る10の人材〜」
トム・ケリー、ジョナサン・リットマン
世界最高のデザインファームと呼ばれるIDEO創設者
IDEOはスタンフォード大学d.schoolの創設にも関わる

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Co-Project M(コプロジェクト・エム)

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